理由は外食?名古屋めし? 野菜食べない愛知県民の謎
2018年12月17日05時04分

愛知県ではキャベツやブロッコリーなど野菜がたくさん収穫されるのに、
県民は野菜をあまり食べないという統計がある。なぜ?

(中略)

愛知県民の1日の野菜の平均摂取量は、都道府県別で男性が全国最下位、
女性は45位(2016年、厚生労働省調査)。前回調査の12年は男女とも最下位だった。

食品メーカーのカゴメ(本社・名古屋市)が今年7月に2回、
全国の20〜60代の男女計約1万7千人に行ったアンケートでも、
愛知県の1日当たり平均の野菜摂取量は全国最下位。
愛知県民には、「野菜料理は手間がかかる」などと敬遠する声が、ほかの自治体より多かった。
朝食の平均品目数も2・22品で、全国平均をやや下回ったという。

愛知県健康対策課によると、普段の食生活ではうどんなどの単品で済ませ、
野菜を添えない傾向がある。県民性に詳しい経営コンサルタントの矢野新一さん(69)は
「名古屋めし」を、野菜の摂取が少ない理由のひとつに挙げる。
「外食が多い。朝はトーストとゆで卵が基本の喫茶店でのモーニング。
また、手羽先やみそカツなど濃い味付けが多く、ご飯が進む。野菜まで手が伸びにくいのでは」と話す。

https://www.asahi.com/articles/ASLDJ52CYLDJOIPE00B.html