電車内で痴漢をしたとして、神奈川県警監察官室は14日、港北署生活安全課の男性巡査部長(27)を県迷惑行為防止条例違反(痴漢)容疑で横浜地検に書類送検した。
 県警は同日、減給10分の1(6か月)の懲戒処分とし、巡査部長は同日付で依願退職した。

 発表によると、巡査部長は10月26日午前7時半頃、JR中山駅(横浜市緑区)に停車中の電車内で、女子高校生(16)の下半身を触った疑い。調べに対して容疑を認め、「満員電車内でお尻を1回触るくらいならばれないと思った」と供述しているという。

 また、瀬谷署地域課の男性巡査(34)についても減給10分の1(6か月)の懲戒処分とした。巡査は11月18日午前1時40分頃、東京都内のイベント施設内で、20歳代の女性の下半身を触ったとして警視庁に現行犯逮捕されていた。巡査は12月14日付で依願退職した。

 同室の千葉証室長は「いずれも県民の信頼を失墜させる行為で厳正に処分した」とコメントした。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181215-OYT1T50018.html