米カリフォルニア州バイセリアの高校で、授業中に男子生徒をつかまえて髪を切った女性教員が逮捕された。
不法監禁や未成年者虐待、暴行など計6件の罪に問われている。

高校教員のマーガレット・ギージンガー被告(52)は先週、教室内で男子生徒を座らせ、
でたらめな調子で国歌「星条旗」を歌いながらその髪を切り落とした。

男子生徒が逃げ出すと、被告ははさみを頭上に掲げて次はだれだと脅し、再び歌いながら女子生徒の髪を切ろうとした。
生徒は「やめて」と叫び、ほかの生徒たちとともに教室の外へ逃げた。

この場面を携帯電話で撮影した動画が5日、ソーシャルメディアに投稿された。

生徒らがCNN系列の地元局に語ったところによると、ギージンガー被告はこの日、1時間目の化学の授業にはさみを持って現れ、
「きょうは髪を切る日だ」と宣言した。同被告の奇行はこれが初めてではなかったという。


高校側は同被告を2度と教室へ戻らせないと約束した。被告は7日夜に保釈され、
同校から100ヤード(約91メートル)以内に近付かないよう命じられた。

全ての罪で有罪となれば、最高で禁錮3年半の刑を言い渡される。

ギージンガー被告の夫は地元局とのインタビューで、「妻はこんな行動を取るような性格ではない」
「どうしてあんなことをしたのか、私には全く分からない」と話した。




力ずくで生徒の髪カット、奇行の教員を逮捕 米高校
https://www.cnn.co.jp/usa/35129845.html
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/12/09/2a82d2fd8541b18f634478783c283b92/t/768/432/d/02-california-teacher-haircut-screengrab.jpg