ベルギーでもデモ 100人以上拘束か
2018年12月8日 22時10分
【ブリュッセル八田浩輔】フランスの「黄色いベスト」デモは周辺国にも波及している。
欧州連合(EU)本部があるベルギーの首都ブリュッセル中心部でも8日、少なくとも数百人が参加するデモが発生し、地元メディアによると100人以上が拘束された。
ブリュッセルではフランスと同様に、実質的な主催者が不在で、参加者は道路作業などで着用する黄色いベストをシンボルにしている。
ソーシャルメディアでは農家やトラック運転手の団体にも連携を呼びかけ、最低賃金引き上げや公共交通の改善など多様な要求を掲げる。
この日は出発地点が複数あるなど警察当局もデモルートを特定できず、市内の広い区域を交通規制して対応にあたった。
EU本部近くには200人近くが集まり、爆竹を鳴らすなどしてミシェル首相の退陣などを求めた。
ブリュッセルでは先月30日のデモで一部が暴徒化し、警察車両への放火などで60人近くが一時拘束された。
https://mainichi.jp/articles/20181208/k00/00m/030/187000c