大抵の学校には、円滑な学校運営のため、また生徒自身のために校則がある。
しかし理不尽な決まりごととしか思えない“ブラック校則”も存在し、度々テレビやネットで物議を醸している。

 最近ではツイッター上で、娘が「寒い」という理由からスカートの下にタイツを履いて学校に行ったら、
「足が暖かいと集中できないのでタイツは禁止されている」という投稿がなされ、話題になった。

 このツイートに反応した人々からは、「タイツは可だったが靴下の重ね履きはダメ」「コート・マフラー・手袋も禁止」
「中学校では半袖短パンの上に長袖ジャージを着られるのは3年生からだった」など、
たとえ寒くても学校から“防寒”を禁止されている、またはいたという報告が多く寄せられていた。

 また、寒い日にタイツを履いて登校したら「子供らしさがない(=よろしくない)」と教師に言われたとう声もあり、
「子供は寒さに強いもの」「子供は寒さに耐えるべき」といった理想や根性論を持っている教師もいるようだ。

 「子供は風の子」という言葉もある。一年中、真冬でも半そで半ズボンで登校することが、
健康優良児の証だったという地域もあろう。あるいは、今もあるのかもしれない。

 しかし、1年中半袖で過ごしても健康な子供もいれば、冷え性などを抱え寒さにより体に異常をきたす子供もいる。
寒さの感じ方はそれぞれ異なり「子供だから寒くても大丈夫」といっしょくたにすることは危険だ。
健康状態もそれぞれ、免疫力もそれぞれだ。
にもかかわらず一律に薄着を強制し、逆に体調を崩しては本末転倒である。

寒くてもタイツの着用は禁止? 子どもの身体的特徴を無視した学校の理不尽な“決まりごと”
https://wezz-y.com/archives/61892