「殺処分ゼロ犬シェルター」裏の顔、動物虐待の実態明かす

ゲージの中をフサフサの毛並みで元気よく動き回る犬たち。
そのかわいらしい鳴き声に、訪れた子供たちはつられて笑顔になる。
その様子を見ていたタレントのぺこ(23才)とりゅうちぇる(23才)は飛び上がって喜んだ──。
これは、2017年4月に放送された、人気のバラエティー番組『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)の
名物企画「捨て犬ゼロ部」。保護犬たちが里親を探す譲渡会の様子だ。ふたりが訪れたのは、
広島県の神石高原町にある
NPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」が運営する “殺処分ゼロ”プロジェクト
「ピースワンコ・ジャパン」の本拠地。清潔な施設の中で、
保護された犬たちは元気いっぱいに走り回っている …はずだった。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181207-00000007-pseven-soci&;p=1

「テレビに映ったのは施設のほんの一部だけ。ピースワンコ・ジャパンは
大きく広島県内で4つのシェルターに分かれており、前出の施設は誰もが見学できるうえ、
里親が見つかりそうなフレンドリーな犬ばかりを集めた、いわば“表の顔”。
公開されていない施設では、狂犬病の予防注射すら打たれず、
狭い檻の中で悲鳴を上げる保護犬たちがいたんです」

赤ちゃん犬が飢えた犬に食べ散らかされる
竹中:譲渡はかなり厳しい状況にあります。そもそも収容されている犬の多くは元は野犬。
中には、噛み癖がある子もいて、人に慣れさせて里子に出すには難しい犬がほとんどです。
エサは部屋ごとにまとめて与えていて、弱い犬はエサにありつけず衰弱してゆく。
スタッフが部屋に入ると、集団リンチが頻繁に行われ、弱い犬が噛み殺されている。

スタッフが知らないうちに赤ちゃんが生まれていることすらある。
そのうえ、小さくて弱く、血のにおいのする赤ちゃんは飢えた他の犬に
食べ散らかされてしまう。肉片を片付けるスタッフの多くが、
PTSD(心的外傷)を発症していました