12月6日に起きたソフトバンクの通信障害は、Ericsson製の通信設備が原因である
と英Financial Timesが同日(日本時間)に報じた。

 同日午後1時半〜午後6時ごろまでソフトバンクの携帯電話サービスなどで通信
障害が発生していた一方、英国では現地時間午前5時ごろ(日本時間午後2時ごろ
)に通信事業者O2の4G回線がダウンしていた。
O2のネットワークステータス。日本時間午後10時時点でも復旧作業中

 Financial Timesは、この事態についてよく知る2人の情報筋から、ソフトバン
クとO2の通信障害にはEricsson製の設備が関係しているとの情報を得たという。

 2016年には、ソフトバンクの商用ネットワークにEricsson製の「Virtual MME」
と呼ばれる通信設備を導入したことをEricssonが発表していた。Ericssonの発表
をさかのぼると、13年にはO2に4G/LTE向けの通信機器を提供していることも分か
る。

 ソフトバンク広報はITmedia NEWSの取材に対し、「問題が起きた通信設備の製
造元について開示はしていない」とコメントした。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1812/06/news145.html