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ハロウィーンの渋谷で大騒ぎをして、軽トラックを押し倒した男たち4人を逮捕。
警視庁のエース部隊を投入してのスピード捜査には、あるメッセージがあった。

「酒を飲んだノリでやってしまった」。

5日朝に逮捕された、4人の男。

警視庁の捜査員たちは、この事件を「2018クレイジーハロウィーン事件」と呼んでいた。

10月28日未明、東京・渋谷のセンター街で、軽トラックを取り囲み横転させた若者たち。

上半身裸の状態で、群衆をあおるようなしぐさを見せていたのが、逮捕されたうちの1人、土建業・川村崇彰容疑者(22)。

その後、トラックが横倒しにされると、その上によじ登り、ボディービルダーのようなポーズをとっていたのが、会社員・糀原翔大容疑者(20)。

糀原翔大容疑者は、「軽トラックのルーフパネルの上で飛び跳ねたことは間違いない」と供述。

警視庁は、騒動に加わったとして、ほかにも、とび職・黒木裕太容疑者(27)と美容師・国分陸央容疑者(20)を逮捕。

4人の容疑は、暴力行為等処罰法違反。

今回の捜査では、防犯カメラ250台を解析し、関与した人物を特定したという。

フジテレビ社会部警視庁担当・金子聡太郎記者は、「(防犯カメラが)250という数なので、チェックするだけ・見るだけで大変。早送りとかもできないので。1カ月余りで検挙に至るっていうのは、これはすごいことだと思う」と話した。

捜査について、金子記者は「捜査一課、それもエース級の係(殺人犯捜査係)を投入するというところで、(警察も)万全の体制を敷いたのではないか。年々悪質化している一部の参加者がいるので、警鐘を鳴らした形だといえると思う」と話した。

4人は、警察の調べに対して、容疑を認めている。

黒木裕太容疑者は、「みんなが横倒しにする姿を見て、やっちゃいました」と供述。
また、国分陸央容疑者は「ハロウィーンイベントでわくわくして、好奇心でやってしまった」と供述。

逮捕を受け、騒動のあった渋谷センター商店街振興組合・小野寿幸理事長は、「あれだけの騒動起こしたから、当たり前じゃないの。(警察には)ほんと感謝しますよ。逮捕されたっていうのは」と話した。

警視庁は、4人の容疑者のほか、現場で騒ぎに加わったとみられるイギリス人やフランス人の男を含む11人についても、書類送検する方針。