京都府南丹市が精神科医の香山リカさんの講演会を中止した問題で、26日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に本人が生出演、胸中を語った。

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香山氏は「私は精神科医だが、言論人として人権、憲法、反原発について時々発言すると"反日だ"とか"売国奴だ"と言われる。
しかし、今回の講演のテーマはそれらとは関係ない。だから講演の内容とは関係なく、私のことが嫌いというか、面白くなかったんだろう。
愉快なことではないけれど、"あんな人呼ぶな"とか、"あんな人の話は聞きたくない"というような市民の意見や抗議は"表現の自由"の範囲だし、いいと思う。
でも"大音量の車が行くかもしれない"というのは明らかな脅し。市は"注意喚起"と表現しているらしいが、それが理由で中止したのだから、結局は脅されたということだと思う。
警察に被害届を出すとか、刑事告訴をすべき案件なんじゃないかと思う。
100件の電話があっても実は10人くらいがやっていたとか、1人が何回もメールを送るケースが多いということは調査によっても分かっている。
そんなにクレームを恐れることはないとか、こういう対応をすればしのげる、といったことを行政の人たちにもちゃんと学習してもらいたい」と話す。

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そんな香山氏は一昨年、右派団体のデモに対して中指を立てて抗議の声を上げる姿がネット上で拡散された。
また、"ネット右翼"と呼ばれる人たちとTwitter上で過激なやり取りをしたりすることでも知られており。
香山氏にTwitterのアカウントをブロックされたと主張する人たちからは「対話拒否の女王」とも呼ばれている。

香山氏は「(中指を立てる姿については)私の後ろには親子の在日の方がいらっしゃった。それなのに"出て行け"とか、もっと酷いことを言っていたので、それに抗議をしたというもの。
それが民族派右翼と名乗っている人になぜ恨まれるのかわからない。私は対話をしている方だと思うし、"街宣右翼よくやった、おかげで香山が行かなくなった、感謝する"というようなコメントも理解できない」と反論。

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