逮捕から1週間、私的流用疑惑が次々と明るみに出ている日産自動車の前会長、
カルロス・ゴーン容疑者(64)が、日産の高級スポーツカー「GT-R」についても、会社側から無償で
提供を受けていたことがわかった。

カルロス・ゴーン容疑者は、グレッグ・ケリー容疑者(62)と、2015年3月期までの5年間で、ゴーン容疑者の
報酬を有価証券報告書に、およそ50億円少なく記載した疑いが持たれている。

これまで、ゴーン容疑者が会社側に支払わせたものは、ブラジルなどの高級住宅やヨットクラブの
会員権などが明らかになっている。

その後の関係者への取材で、ゴーン容疑者は、日産が2007年に発売した市場価格1,000万円以上の
高級スポーツカー「GT-R」についても、「自分が第一号の客だ」などと話していたということだが、
実際には、無償で車の提供を受けていたことが新たにわかった。

また、報酬の過少記載について、ケリー容疑者は「ゴーン容疑者の報酬を20億から10億に減額して
記載したのは、ゴーン容疑者の指示に従っただけだ」などと説明しているという。

ゴーン容疑者は、容疑を否認していて、ともに争うことになるとみられている。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00406291.html