金融商品取引法違反の疑いで逮捕された日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が、ブラジルのリオデジャネイロにあるヨットクラブの会員費600万円余りを会社側に負担させていた疑いがあることが関係者への取材でわかりました。

東京地検特捜部は、会社の資金を私的に流用していた疑いがあるとみて、詳しい経緯を調べています。

日産自動車の会長だったカルロス・ゴーン容疑者(64)は、有価証券報告書にみずからの報酬を少なく記載していたとして、金融商品取引法違反の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

ゴーン前会長は、ともに逮捕された側近の前代表取締役がオランダに設立させた子会社を通じて、ブラジルのリオデジャネイロやレバノンのベイルートの高級住宅を会社側に購入させていたとみられていますが、
ゴーン前会長が、この子会社にリオデジャネイロのヨットクラブの会員費600万円余りを負担させていた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。

ゴーン前会長をめぐっては、数千万円の家族旅行の代金を会社側に負担させていた疑いもあり、特捜部はさまざまな形で会社の資金を私的に流用していた疑いがあるとみて、詳しい経緯を調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181124/k10011721751000.html