金融商品取引法違反の疑いで逮捕された日産自動車の前代表取締役会長カルロス・ゴーン容疑者(64)が
有価証券報告書に記載しなかった報酬は、逮捕容疑を含め少なくとも総額120億円前後とみられることが
23日、関係者への取材で分かった。ゴーン容疑者が実際の報酬額と報告書に記載する額を、側近の
前代表取締役グレゴリー・ケリー容疑者(62)に書面で具体的に指示していたことも判明。
東京地検特捜部はこの書面を押収し、虚偽記載の実態解明を進めている。

 逮捕容疑の計約50億円に加え、直近3年間に計約30億円の報酬も記載しなかったとして、
特捜部は立件を検討する。
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