北九州市内の商業施設で衣料品を万引きしたなどとして、福岡県警は22日までに、ベトナム人6人を窃盗などの疑いで逮捕し、発表した。6人はいずれも外国人技能実習生で、受け入れ先の企業から逃げ出して事件を起こしていたという。

 国際捜査課によると、逮捕されたのは、住所不定の無職、トラン・ディン・ラム容疑者(25)ら23〜30歳の男女。6人は共謀して4月26日午後6時40分ごろ、北九州市八幡西区の商業施設で、スポーツブランドの衣料品4点(約2万円相当)を万引きしたなどの疑いがある。6人はおおむね容疑を認めているという。

 6人は2012〜16年、技能実習生として来日。愛知や福岡、沖縄など1府5県で、とびや建設、食品製造の企業で働いていた。「収入が思ったより少なかった」といった理由から実習期間中に逃亡。名古屋市内で顔見知りになり、「万引きして生活しよう」と話し合ったという。

 6人は4月以降、九州、関西、中部、関東を転々としながら万引きを繰り返したとみられ、盗品はベトナムに送ったり、SNS上で売ったりしていたという。企業から逃げた理由について、「残業代が十分でなかった」などと供述。6人が管理する口座には数百万円の入金があり、県警は盗品の売り上げだったとみて調べている。

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