オリンピックに出場する際の台湾の呼び方を「チャイニーズ・タイペイ」から「台湾」に変更するかどうかを問う
住民投票が予定されていることをめぐり、IOC=国際オリンピック委員会は変更を認めない方針を示しました。

台湾のオリンピック委員会はIOCから届いた今月16日付けの手紙について19日、内容を明らかにしました。

この中でIOC側は、1981年に台湾と合意した「チャイニーズ・タイペイ」という呼び方について、ことし5月に開いた委員会で、
変更を認めない方針を決めたとしています。

そして台湾が呼び方の変更を求めた場合、合意を履行せず、IOCの決定に介入したとして、台湾のオリンピック委員会の
資格を停止する措置がとられる可能性もあるとしています。

台湾では、市民団体がおよそ43万人分の署名を集めたことを受けて、今月24日、東京オリンピック・パラリンピックなどに
参加する際の呼び方を変更するかどうかを問う住民投票が行われる予定です。

今回示された方針は住民投票で呼び方の変更に賛成する票が多数となった場合でも協議には応じないとする
IOCの立場を明確にした形で住民投票の行方に影響を及ぼす可能性がでています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181119/k10011716361000.html