ネットでなにかと話題の「空港のラウンジカレー」はどう撮ればイヤミに見えないのか
https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/rika-nakui/18-00252
https://magazine.tabelog.com/wp-content/uploads/2017/02/s__MG_7112.jpg

好きな食べ物はカレーだ。
カレーの食べ歩きをしたり、自宅でスパイスを使ってカレーを作ったり。
旅行に出掛ければ、そのたびにご当地レトルトカレーをお土産として購入する。
それなりにカレー店の取材経験もこなしているし、自分のことを
「カレー専門ライター」として認識する編集者すらいる。

そんな筆者には食べてみたいカレーがある。
しかし、物理的にどうしても食べることができないカレーなのだ。
それが、ここ。
日本航空(以下JAL)のラウンジカレーである。
あるいは空港カレーとでも言うべきか。

これは、東京国際空港(いわゆる羽田空港)と、成田国際空港の
「JALファーストクラスラウンジ」または「国際線サクララウンジ」で提供している
「JAL特製オリジナルビーフカレー」のことを指す。

これらのラウンジは、JALカードの会員ステイタスが上位の人、
またはファーストクラス、ビジネスクラス、事前予約したプレミアム
エコノミークラスに搭乗する人しか利用できない。
ラウンジは無料で使え、カレーを含むビュッフェスタイルの食事も無料。
おまけにシャンパンやビールなどのお酒も無料で飲み放題なのだ。

そんな、富裕層の証ともいえるJALのラウンジカレーはSNSにたびたびアップされ、話題になっている。
というのも一見、普通のカレーの写真だが、このカレーの存在を
知っている人には、自身のステイタスを証明できるアイテムであるからだ。
言ってみれば、マウンティングのツールになっている。