【昭和天皇の87年】お帰りなさい、我らが皇太子よ− 摂政就任の機は熟した

外遊も終盤を迎えた1921(大正10)年7月、裕仁皇太子はイタリアとローマ法王庁を訪問、各地で歓待を受けた。

 中でもイタリアの歓待は破格だった。
一行が上陸したナポリからローマまでの鉄道沿線上には、約50歩ごとに警護の哨兵が立ち並び、歓迎行事が行われるクイリナーレ宮殿前広場は群衆で埋め尽くされた。
その歓呼に応えて裕仁皇太子が宮殿のバルコニーに立つと−

《群衆は、帽子・手巾等を振り、日本万歳、イタリア万歳、サヴォイア王家万歳等を叫んで盛んに歓呼し
整列する憲兵隊は捧銃の礼を行い、軍楽隊は君が代を奏す。
それより(裕仁皇太子は)バルコニーを退かれるものの、群衆の歓呼は止まず、よって再びお出ましになり、群衆の歓呼に報いられる》
(昭和天皇実録8巻100頁)
https://www.sankei.com/life/news/181110/lif1811100005-n1.html

初代:神武天皇 127歳
2代:綏靖天皇 84歳
3代:安寧天皇 67歳
4代:懿徳天皇 77歳
5代:孝昭天皇 114歳
6代:孝安天皇 137歳
7代:孝霊天皇 128歳
8代:孝元天皇 116歳
9代:開化天皇 111歳
10代:崇神天皇 119歳
11代:垂仁天皇 139歳
12代:景行天皇 147歳
13代:成務天皇 107歳