>>55
一作目はランボーの超人的な活躍、そしてそれを支える、
ランボーのただ一人の論理とアメリカの「世間」の対立を
描きながらも、冷静に考えると警察の拷問はあったにせよ
町を燃やし破壊してもなお自分の正論を泣いて叫んで訴え
続けるランボーの真摯さと滑稽さが同居してるのが映画と
してはすごかったと思うよ。

上に挙げた通り、それは理性ではなく、でも本能の非論理
だけでなく、ただ個人が振り回されて、人間としてどうにも
ならないところ(俺から見ると医学的にも)まで行き着いて
なおも、自分に残ったいくばくかの理性を泣きながら訴えた
のが、多分演出と当時の取材をベースにした兵隊の現実問題
との折衷だtらんだろうなとおもう。

だからこそ、限界を越えて戦った人の辛さと、戦後の理性
でしかものを言えない社会との接点がそこにあったとおもう。

俺は恥ずかしい言葉で言えば戦争を知らない子供たち。
だけど、心の問題で考えると戦場で辛い思いをした人らと
近い思いを平穏で金も不自由ない世界で感じてる人は多い
と思う。だからこそランボーは娯楽が当たり前なあの時代で
ウケたんだろうと思うよ。