カドカワが11月8日発表した2018年4〜9月期決算によると、傘下のドワンゴが運営する「ニコニコ動画」(ニコ動)の有料会員「ニコニコプレミアム会員」は9月末で194万人と、6月末から6万人減り、200万人を割った。


 有料会員は動画を優先的に視聴できる特典などがあり、会員費の収入(税込月額540円)は同社Webサービス事業を支える屋台骨。だが会員数は16年12月末から減少に転じていた。

 ただ、新しい生放送アプリ「nicocas」や、VR(仮想現実)コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」を公開するなど、サービス拡充に努めたことで月間アクティブユーザーは伸びているという。10月には、誰でもVTuberになれるとうたうアプリ「カスタムキャスト」をリリースするなど、「ポータル事業の再成長に向けて取り組んでいる」としている。

 ニコ動を含むWebサービス事業の4〜9月期売上高は前年同期比10.2%減の138億2800万円。営業損益は1億円の赤字だったhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000074-zdn_mkt-bus_all