欧米でのマスゴミへの自己責任批判

ニューヨーク・タイムズはファレルの件の検証記事を発表したが、その中でタイムズ自身がファレルへの様々な批判を紹介している。
例えばデイリー・メイル紙は、「ジャーナリストの栄光への欲望と高すぎるリスク」と題してファレルを批判する記事を掲載した。
読者からも、「ジャーナリスト一人を救うのに何という浪費か」、あるいは「世界の危険で不便な場所からの報道はもっとあってしかるべきだが、
しかし拘束されたジャーナリストが最も賢明なやり方をとっていたといえるのだろうか?」
などという疑問が呈されたという。

また、前掲のテレグラフ紙の記事ではイギリス軍高官の話として、
「ファレルが受けた警告の数を考えると、この男を救助する価値があったのか、
救助で若いイギリス軍兵士が死ぬ価値があったのかと考え込んでしまう。
今後似たような事例があった場合、
特殊部隊の投入には再考の余地があるかもしれない」と報じている。
また別のイギリス軍情報筋は、「このリポーターはアフガン警察の助言を無視してこのエリアに入った。
ありがとうスティーヴン・ファレル、お前の無責任な行動のせいで我々の兵士が一人死んだのだ」
と吐き捨てたという。


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