今から51年前の1967年7月、兵庫県政100年を記念して武庫川女子大学(西宮市)の学術調査隊が、県内を南北に縦断しながら方言や植物を調べた。県政150年の今年
、同大学OGの坂田洋子さん(52)=三田市=が先輩たちの足跡をたどろうと、テント泊などを繰り返しほぼ同じ行程を1人で歩いた。全長約300キロ。主要な山の頂を9日
間かけてつないだ先に見えたのは、兵庫の広さと多様性だった。
坂田さんは8月30日に南あわじ市灘土生を出発。50年前のルートに加古川、高砂市境の高御位山などを加え、途中で台風21号による1日の停滞を挟んで9月8日、香住に到着した。
「携帯電話もコンビニもない51年前の行程は大変だったと思う」と振り返る坂田さん。当時と現在との対比が印象的だったという。
http://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/201810/0011728939.shtml