先の大戦で命を落とした特別攻撃隊(特攻隊)の若き兵士を慰霊し、史実を後世に語り継ぐため、茨城県護国神社(水戸市見川)に建立された「特攻勇士之像」の除幕式が14日、行われた。

像はブロンズ製で、高さは台座を含めて約2.4メートル。特攻隊員の背面に飛行機の翼を配したデザインという。
全国各地の護国神社に像の設置を進める特攻隊戦没者慰霊顕彰会(東京都)の呼びかけで建立され、茨城県護国神社で18体目になる。
平成29年8月に立ち上げた建設委員会が、県内の個人や企業などに寄付を募ったところ、目標額の約700万円が集まった。

除幕式には関係者約80人が出席。6人が代表で幕を引き下ろし、像を披露した。
その後は神社参集殿で完成式も行われ、1月に逝去した父の幡谷祐一氏(茨城県信用組合会長)に代わって建設委員長を務めた幡谷定俊氏は「像を見た瞬間に目がうるんだ。父もそんな思いでいたのでは」と語った。

http://www.sankei.com/life/news/181014/lif1810140038-n1.html
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