近年、日本を訪れる中国人は増加している。日本は中国人に人気の渡航先となっており、中国人の日本に対する印象は良く、今後も多くの中国人が日本を訪れることだろう。一方、日本に住んでいる
中国人の日本に対する見方は異なっているようだ。

 中国メディアの今日頭条は8日、「日本に住んでいる中国人が口を揃えて『日本は非常にまずい状況』と言うのはなぜか」と問いかける記事を掲載し、在日中国人の日本に対する考えを紹介している。

 まず記事は、在日中国人が口を揃えて「日本は非常にまずい状況」だと語るのには、理由があると伝え、たとえば「日本人は人生を楽しんでいないように見えること」や、日本人に「活力」が
感じられないことが理由だと主張。日本人の若者は欲を失い、ビジネスマンは誰もが同じスーツ姿で出勤し、同じような家庭を持ち、収入もほぼ同じでありながら、こうした境遇を変えようと
思っていない人が多いと紹介し、日本人からは「活力」や「エネルギー」が感じられないと主張した。

 さらに、日本社会の「少子高齢化」問題を指摘し、晩婚化や少子化、孤独死などが社会問題となっていることを挙げ、近年の中国でも日本と同じような傾向が見られるものの、中国は起業家が多く、
社会には活力とダイナミズムがあることは日本との違いであると指摘した。

 外国に対するイメージと現実は異なっているものだ。実際に生活してみて初めて見えてくることもあるだろう。急激な経済発展を遂げ、人びとの生活は便利で快適になっている中国だが、
日本と同じような傾向が見られているのであれば、日本の例を反面教師にすべきであろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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