‪新疆ウイグル自治区でイスラム容認しない方針 中国検察当局 | NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181010/k10011666481000.html‬;

イスラム教徒のウイグル族が多く住む中国の新疆ウイグル自治区で検察当局が検察内部でイスラム教の習慣などを容認しない方針を確認し、
ウイグル族の風習や宗教の影響を排除する動きが強まっています。

中国メディアによりますと、中国でイスラム教徒のウイグル族が多く住む新疆ウイグル自治区で、中心都市ウルムチの検察当局が8日会議を開き、検察内部でイスラム教の戒律にのっとった習慣を容認しない方針を確認したということです。

この中で検察のトップは「イスラム化のまん延に対する戦いを徹底してやり抜く」と述べて、
共産党員として宗教を信仰せず、神の存在を否定する無神論を貫くよう求めました。

さらに公共の場では職員同士がウイグル語ではなく、中国語を使うべきだとも強調されたということで、
当局の中でウイグル族の風習や宗教の影響を排除する動きが強まっています。

ウイグル族をめぐっては中国当局がイスラム過激派によるテロを防ぐためとして、自治区での治安対策を強化する一方、
アメリカ政府などは大勢のウイグル族が不当に拘束されていると問題視していて、当局の取り締まりが厳しくなり、
この問題への懸念が強まることも予想されます。