観光目的を装って来日したタイ人の女に売春させたとして、警視庁保安課は売春防止法違反(売春の周旋)などの疑いで風俗店経営、吉本和夫容疑者(52)=東京都新宿区歌舞伎町=と、
同店の女性従業員でタイ国籍のナカムラ・チラッチャヤー容疑者(45)=同=ら女2人の計3人を逮捕した。調べに対し、吉本容疑者は容疑を否認し、女2人は認めている。

 3人の逮捕容疑は、10月9日、タイ人の女3人を歌舞伎町のホテルに派遣し、30代後半から50代前半の男性客3人と売春させたとしている。

 保安課によると、吉本容疑者らは平成29年10月から派遣型風俗店「新宿マナザ」を経営。
観光目的などの短期滞在の在留資格で来日したタイ人の女を従業員として雇用し、売春させる犯行を繰り返していた。

 客からは55分で8千円の料金を受け取り、女には取り分として5千円を支払うなどしていた。同店は29年10月から今年10月までに約1億円を売り上げていたという。

 同課は、入管難民法違反(資格外活動)の疑いで、従業員として働いていた23〜25歳のタイ人の女4人を逮捕。
吉本容疑者らがタイ国内の関係者を通じて従業員の女を集めていた疑いがあるとみて調べている。

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