チベット人高官 暴政暴露本を国外出版

【新唐人2013年10月21日】
http://jp.ntdtv.com/
https://youtu.be/T1aoNJq2SkQ

中国共産党の高官を努めたチベット人が書いた中国当局のチベットにおける暴政を暴露した本が、間もなく海外で出版されます。この高官は、
チベットにおける中共の統治は“極めて非人道的”であると批判し、中共統治下にあるチベット人の運命を、ナチス統治下のユダヤ人の運命に等しいと伝えています。

ドイツの週刊誌“デア・シュピーゲル”によると、1950年から共産党に傾倒し、中国共産党体制内で昇進し続けたチベット人高官が、最近中国共産党のチベットにおける暴政を非難する暴露本を出すことを決心しました。

本の中でこの高官は、共産党の宣伝部門や歴史記録部門によって粉飾された部分に重点をおき、“すべての事が、過去も現在も、
西洋人が想像するよりはるかに酷いものだ”と述べています。

李さんは昨年9月、自身の研究専門書『鉄の鳥になって天空を飛ぶ—-1956-1962 青藏高原(チベットこうげん)での秘密戦争』を出版しました。
李さんは、四川、青海、雲南、甘粛4省の66県の県史、10の自治州の州史、“4省1区”の軍事史と新華社の『内部参考』などの文献資料を研究し、当時の共産党軍隊の12軍区のうち、8軍区がこの秘密戦争に参与していたことを発見しました。
作戦では、さらに歩兵、砲兵、騎兵、空軍、装甲部隊、バイク部隊、化学防護部隊などを動員しています。
当時の高官・毛沢東、周恩来、ケ小平、楊尚昆、彭徳懐、粟裕(ぞくゆう)などは皆、策略と指揮に参与していました。

李さんの不完全データによると、この戦場だけで、チベット人の死傷者と捕虜の数は34万7千以上に上りました。

この戦争はチベットに巨大な災難をもたらしました。李江琳さんは、膨大な死傷者を出したこの戦争は、毛沢東がただ練兵したいと思ったことが原因だったと指摘しています。