米スーパーマイクロ・コンピューターが供給するサーバー用マザーボードに中国の工作員が下請け業者を
利用して悪意のあるチップを埋め込んだとブルームバーグ・ビジネスウィーク誌が先週報じたのを受け、
米上院議員2人がスーパーマイクロにハードウエア部品改ざんの証拠が見つかったのかどうかなどを尋ねる書簡を送付した。

ルビオ議員(共和、フロリダ州)とブルーメンソル議員(民主、コネティカット州)は9日、サプライチェーン調査や
米法執行当局との協力の有無なども尋ねた質問リストに今月17日までに回答するようスーパーマイクロに求めた。
両議員は書簡に「この新たな疑惑は、顧客と法執行当局、議会に完全な答えと緊急調査が提供されることを必要としている」などと記した。


ブルームバーグ・ビジネスウィークは米当局者を引用し、アマゾン・ドット・コムやアップルを含む約30社が
スーパーマイクロ供給のマザーボード経由で中国によるハッキングの攻撃対象となっていたことが分かったなどと報じた。
スーパーマイクロとアマゾン、アップルはこれに反論した。

米国土安全保障省は同誌の報道を企業側が否定したことについて「疑う理由はない」との見解を示した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-10/PGD52G6JIJUQ01