小4の時に母親が家を出て行った
それまでもずっと出稼ぎしてた父親は
俺を親戚に預けて出稼ぎと称したネグレクトを高2まで続けた
親戚にも子供がいて俺はかなり差別的に扱われた

高3に上がる時、父親は立派なアル中になって帰ってきた
高校を卒業して就職したが、会社に警察からひっきりなしに電話が来てた
親父が呑んだくれて道で保護されたから引き取りに来い、との電話だ

仕事を転々としたけど腐らずに生活してた
父親をアル中専門の病院に入れて少し落ち着いた

ある時病院の親父から電話が来た
小遣いの無心だった
俺も生活ギリギリだったので、与えられた分でなんとかしてくれと言ったが
「んだよケチくせぇな」と言われて初めてキレた
そしたら「病院のみんなに迷惑がかかるから大声はやめろ」と言われた
スピーカーでの会話なので周りに聞こえているようだった

それでも「お前が俺の迷惑を考えた事が一度でもあるのか!」と叫んだ
そしたら「…お前もどうせ、こうなる」と言われた

それから親父に会ったのは親父が死んでからだ
俺は今でも元気に生活しているが
人を信じることは二度とできないと思ってる