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韓国で一大ブームの「オルレ」とは? 韓国取材で人気の理由を探る〈宮城〉
10/9(火) 7:20配信
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9月、仙台の韓国総領事館が報道向けに開催した韓国ツアーに参加し、オルレ発祥の地、済州(チェジュ)島を取材してきました。
この島は九州と同じ緯度にあり、「韓国のハワイ」とも呼ばれているのですが、訪れる人の数はハワイよりも多いのです。
理由の一つはオルレですが、一体なぜそんなに人気なのか探ってきました。

韓国・済州島へは仙台空港から飛行機を乗り継いで約7時間。
島で唯一の空港は、世界60以上の都市と結ばれていて、年間1400万人も利用しています。
観光の目玉は、ゴルフ、カジノ、そしてオルレです。


オルレの道しるべは、いたってシンプル。
木を敷き詰めた小道や石畳を進むと、見えてきたのは切り立った岸壁です。

記者リポート
「こちらが韓国オルレの一番の人気コース。目の前に絶景が広がっていて、きょうは雨なんですが多くの観光客がいます」

済州オルレ 全425キロ 26コース
コースは島を1周する形で425キロも設けられています。
この日はあいにくの天気でしたが、かっぱを着たり傘を差したりしながら歩く、多くの観光客とすれ違いました。

済州オルレ理事長 徐明淑さん(60)
「ふるさとが実はこんなにきれいでありがたいことに気付かなかった。いつかソウルに行って記者になろうと子供時代を過ごしていた」

オルレの創設者 徐明淑さん
オルレの生みの親、徐明淑さんです。
もともと雑誌の編集長でしたが、50歳を前に「燃え尽き症候群」となり、スペイン巡礼の旅に出たといいます。
自然の美しさに心を洗われ、会社を辞めると、ふるさとの済州島に同じ景色を求め、11年前、最初のオルレを作りました。

済州オルレ理事長 徐明淑さん
「済州島の道を全部つなげていくと世界のどこにもない、美しく平和的で文化的で歴史的な道ができると確信しました」


オルレは、癒しを求める韓国の都市部の人たちにうけ、年間200万人が訪れる一大ブームとなりました。
道沿いにはカフェやゲストハウスが1000軒以上も建てられ、その経済効果は「オルレミクス」と呼ばれるほどに