名無しさん 2017/09/02(土) 21:41:38.21 0
ウチの近所のオバサンが去年京王線に飛び込んで自殺したの。パチンコが原因よ。
ご夫婦でラーメン店をしていて、私が小さい時からよく通ったのよね。私が思春期に少し多感で、母とぶつかり飛び出したら行き場がなくてその店に行くと賄いを食べさせてくれたり、母を説得してくれたりする優しいオバサンだったの。
ご主人を癌で亡くされた後、息子さんと切り盛りしていたんだけど、息子さんも交通事故で亡くなってね。
お店は細々やっていたけど、駅前のパチンコ店から出てくるところを数年前からよく見るようになっていたの。
私も母もパチンコをしないのでよくわからないけど、母とは合うと楽しげにパチンコの話をしていたそうなのね、 それが増税あたりから、「最近ね、私だけ当たらないのよ…周りの人は当たるのに」なんてこぼす事が多かったそう。
ご主人や息子さんの残してくれたお金だから、先に備えて使い過ぎたらダメよと母は忠告していたようなんだけど、
「店長はいい人だから、お布施をしておけば当たりをくれるの、だからなるべく同じ台に座るんだよ」なんて言ってたそう。
「お母さん、保健所とかに相談できないのかな、おばちゃんふつうじゃなくない?こないだは公園にボンヤリ座っていたし」と、私も心配で母に話した事があるんだけど、

「だけど他人だしねぇ…余計な事をしないでと怒られたらどうする?」なんて言い合っていた私たちが愚かだったと思う。
昔から、愛想のよい可愛い奥さんとして昭和のちょっとした繁盛店の看板女将さんだったオバサン。
それが段々、帽子やマスクに安物の上着や老婆丸出しみたいな安いズックを履いて、商店街でたまに合うと、肩を叩かれないと解らない位姿さえ変わっていたわ。
なくなった後、地方から来られていた身内の方から母が聞いた話によれば、
一千万近い数百万の貯金はすべて使い果たし、
残高がもう数万円になっていたそう。
お店の人に親族が訪ねた所、毎日のように来ていた超お得意様だったといい、お悔やみを言われたそうだけど、めんどくさそうに応対されたんだって。