沖縄県の波照間島沖の日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船が、日本への通報を行わず調査とみられる活動を行っているのが確認され、海上保安本部が活動の中止を求めるとともに監視を続けています。

第11管区海上保安本部によりますと、7日午後4時20分ごろ、沖縄県の波照間島の南東およそ198キロの日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船「向陽紅10」が、船体の後部からワイヤーのようなものを海中に垂らしているのを海上保安本部の航空機が確認しました。

海上保安本部は何らかの調査活動を行っているとみて、「日本の排他的経済水域で事前の許可のない調査活動は認められない」などと活動の中止を求めましたが、応答はないということで、海上保安本部が監視を続けています。

この調査船が日本の排他的経済水域で調査とみられる活動をしているのが確認されたのは初めてです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181008/k10011663011000.html