およそ日本人ほど「セール」好きな人種もいまい。
盆や正月はもちろん、季節の変わり目には売尽くしセールが、それでも飽き足らず毎日行われる「タイムセール」なるものまである。
ただ、先月28日に始まった大塚家具の「在庫一掃SALE」は、これらの“セール”と趣を異にする。
商品構成の見直しが目的というセールの目玉は「最大80%OFF」という惹句だが、
「いよいよ最後の手段に出たな、という感じです」
と、顔を強張らせるのは、さる金融関係者だ。
「この手のセールは、商品が売れるかわりに犠牲も大きい。
大塚家具の原価率は50%前後ですが、それを超えるディスカウントをすれば、当然決算上は赤字になる。
それでも目先の現金を得るため、値下げしてでも商品を売るしかない。
大塚家具はついに“劇薬”に手を出してしまったのです」
大塚久美子社長
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手元の現金が尽きればどうなるのか。
「従業員の給与も払えないし仕入れもできません。つまり、企業としての活動が停止してしまう」(同)
(後略)
http://news.livedoor.com/article/detail/15389115/