マツダは2日、同社独自のロータリーエンジンを活用し、航続距離を飛躍的に伸ばした電気自動車(EV)を2020年をメドに投入する方針を発表した。
ロータリーエンジンを搭載したハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの電動車も開発を進める。

ロータリーエンジンは燃費性能が低く、12年に搭載車「RX−8」の生産を終了した。
だが、騒音が小さく小型で軽量という特徴がEV搭載に向いており、電動車での活用を進める。
EVは電池でモーターを動かして走るが、充電への不安などから需要が大きくなっていない。
このため、電池が切れてもロータリーエンジンで発電し、モーターを動かして走れるようにする。
藤原清志副社長は「航続距離は電池容量の2倍になるイメージ」と話しており、数百キロは充電しなくても走行できる見通し。

丸本明社長は「将来的には(発電ではなく)駆動でもロータリーエンジンを使いたい」と強調した。

https://www.sankei.com/smp/economy/news/181002/ecn1810020031-s1.html