昨年登場したiPhone Xは、アップル史上、最高のスマートフォンとの評価を受けた。Face IDと高性能なカメラで
ファーウェイ P20 Proやグーグル Pixel 2といったライバル機種に大きな差をつけた。
だが1年後、アップルはiPhoneの10周年を飾り、ネーミングルール変更の先駆けとなったiPhone Xの販売を打ち切ろうとしている。
アップルのウェブサイトでiPhone Xを探そうとしても、2018年の新モデル、iPhone XS Max、iPhone XS、
そしてiPhone XRの紹介ページが出てくる。iPhone Xはもう、跡形もない。
このような形でアップルが販売を打ち切ることは珍しい。通常は前年モデルの価格を100ドル下げ、販売を続ける。
今回、iPhone 8とiPhone 7は引き続き、販売される。直近で、発表から1年後に販売が打ち切られたモデルは
iPhone 5。2012年に発表され、2013年に販売が打ち切られた。
ではなぜ、ここ数年で最も革新的なアップグレードだったiPhone Xの販売を敢えて打ち切ったのだろうか?
アップルは理由を公表していない。だが同社CEOティム・クックは今後の決算報告でその考えを説明するだろう。
説得力のある理由の1つは、価格。
iPhone Xの後継機となるiPhone XSの販売価格は、iPhone Xと同じ999ドルから。

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