三菱重工業は、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発のため、初号機の納入を
予定している2020年度までに2000億円程度の資金を追加で投入する方針だ。

MRJの開発費はすでに当初計画の約4倍にあたる累計約6000億円に上っている。量産開始を前に8000
億円規模まで膨らむ見通しだ。

13日に公表した17年度の事業報告書の中で示した。まず、18年度中に、約1200億円を投じる予定だ。

MRJは20年半ばに90席タイプの「MRJ90」の初号機の納入を予定している。米国で需要の高い70席タイプ
の「MRJ70」の開発も同時に進められている。報告書で小口正範副社長は、「開発という面では出口が見えつ
つある」との見解を示した。

https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180915-OYT1T50069.html?from=ytop_ylist