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続き

安倍→石破
【格差問題】

安倍「安倍政権になって24兆税収が増えた。これを子育て世代、子供達に振り分けてきた。
結果、一人親家庭の子供の大学進学率も24パーから42パーになり生活保護世帯の進学率も上がった。子どもの相対的貧困率が始めて減少した。教育の無償化にもさらに取り組んでいく。
常にそういう格差に光を当てていく事が大切。
さて、石破さんは格差についてどう思うか。
石破「数字は総裁の言う通り。一方企業は最高収益を上げ、年収一億以上の役員数も最高になった。
他方、企業から労働者に回るお金の割合、労働分配率は43年ぶり低水準。
過労死するまで働いてなぜこうなるのか。
所得を上げていかなければならない。労働分配率を上げていかなくてはならない。どうやって個人の所得を上げていくか、考えをお教え下さい。

安倍「労働分配率の低下がなぜ起こるかは我々もずっと議論してきた。これは付加価値が増加し、分母が大きくなっているから。
景気が回復し収益があがると労働分配率は低下していく。しかし給料も5パーセント上がっている。上がっているが、それ以上に付加価値も増加することにより分母が大きくなり分配率が低下する。
だからこそこのデフレから脱却するために賃上げを要請している。
中小企業においては今世紀に入って過去最高の賃上げ率が5年続いている。中小企業でも過去20年で最高。総雇用者所得も過去5年で最高。
最低賃金も6年で125円上がってパートの時給も過去最高。しかしもっともっと人に投資をしていく。」

石破「日本は社会主義国ではないので、政府がお願いして賃上げしてもらうのはどうかと。人口減少下ではデフレは終わらない。
労働分配率を下げれば収益はそりゃ上がるでしょう。しかし付加価値を上げていく事が大切。そのために働く人の能力を高める支援をしていく事が大切。」