「一生アルバイトをした人と正社員と、給料の差はどれくらいになるか?二百万、二千万、二億。一つ選んで」。
答えは平均で約二億円と告げられると「えーっ、そんなに!?」。子どもたちから驚きの声が上がった。

川崎市立小倉小学校の六年生の教室。先月中旬、ビジネス専門学校講師の鳥居徹也さん(40)が、総合学習の時間に講義した。
内容は「フリーター・ニートになる前に受けたい授業」。
クイズ形式で積極的な発言を促し、テンポの良い語りで子どもらを引き込んでいく。

文部科学省の委託事業として、鳥居さんは昨夏から全国八十以上の中学校と高校を回った。
「小学生でも理解できる」と助言され、今年から小学高学年に枠を広げた。

「フリーターにはボーナスがない」「退職金がない」。鳥居さんは次々と“損”な例を示した。
ニートについても「親の甘やかし」や「失敗や挫折」などの背景を挙げ、
自立に向けた精神的な支えの大切さや、失敗を恐れず努力することの意義を訴えた。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kur/20060702/ftu_____kur_____000.shtml
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