>>226
根本は供給予備力の問題だよ。

原発が動いてれば苫東が止まっても他の火力でカバーできたという仮定は
その状態で他の火力をいつでも投入できる状態でスタンバイさせていればという
もうひとつの仮定を前提としてる。

でも普通に考えて原発が動いていて苫東の供給予備力に余裕があったら
夜中に他の火力をスタンバイさせてるわけがない。
逆説的だが普段からそんなにたっぷりマージンを取る運用を北電がしてたなら
今回の苫東の脱落だってカバーできたはずだからね。

なぜなら北電には昼間のピークに余裕を持って対応できるだけの供給能力があったわけで
昼の1/3を支える苫東がなくても需要が半分に落ち込む夜中なら
残りの2/3の火力などでカバーできた計算になる。

実際のところは気候の落ち着いた9月の夜中だったってことがキーだな。
夏の需要も落ち着いたしおおかたあちこちの火力をメンテしてたんだろう。

夜中の供給計画に苫東の脱落を前提とした予備力を計上してなかった時点で
原発があろうがなかろうが需要インバランスによる停電は避けられなかった。