「終戦宣言は撤回可能」=米に受け入れ訴え−韓国補佐官
 韓国の文在寅大統領の外交ブレーンとして知られる文正仁・統一外交安保特別補佐官は3日、ソウル市内
でのセミナーで、朝鮮戦争(1950〜53年)の終戦宣言構想について、「(一度採択されても)撤回可能だ」と
いう見解を表明、トランプ政権に受け入れを求めた。
 終戦宣言をめぐっては、北朝鮮が「緊張緩和と平和体制に向けた最初の工程だ」と位置付け、早期採択を
要求。米国は「宣言は不可逆的な措置であり、非核化に向けた具体的な措置の履行を優先すべきだ」という
立場を堅持し、対立している。文正仁氏の発言は、宣言の拘束力を弱めることで米側に歩み寄りを促す狙い
があるとみられる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018090300729