車内から「探さないで」と走り書きのメモ 母親と生後2カ月半の次男が行方不明
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180903-00000001-kobenext-l28

1日午後6時10分ごろ、兵庫県赤穂市御崎の市立野外活動センターの駐車場で、男児(4)が1人で泣いているのを通行人が発見し、赤穂署に通報した。男児と一緒に来ていたとみられる母親(40)=同市=と生後2カ月半の弟の姿が見当たらず、警察などが2日も捜索を続けたが、見つかっていない。

 同署などによると、現場の駐車場は海岸から100メートルほどの距離にある。男児にけがはなく、水にぬれた様子もなかった。保護された直後、署員に「(母親らと)一緒に車で来た」と話したといい、駐車場には母親が運転してきたとみられる軽乗用車1台が止まったままだった。

 その後、車内から「探さないで」と走り書きされたレシートが見つかった。誰がいつ書いたかは不明で、同署は3日も午前8時ごろから捜索を再開する予定。

 男児が発見された1日、同署が50代の会社員の父親に連絡したところ、「(1日)午後3時ごろ、家を出たまま帰っていない。用事で出て行ったと思っていた」と話したという。自宅には書き置きなどはなく、母親の携帯電話が残されていた。

 2日の捜索活動は兵庫県警機動隊と赤穂署約50人のほか、消防団や姫路海上保安部も加わって陸と海から行い、午後6時にいったん打ち切った。

 市立野外活動センターはJR播州赤穂駅の南東約3キロに位置し、キャンプ場やバーベキュー施設などがある。