【8月25日 AFP】大韓体育会(KSOC)は24日、第18回アジア競技大会(18th Asian Games、
Asiad)に出場している競泳のキム・ヘジン(Hye-Jin Kim)が、練習中のプールで中国の沈鐸
(Shen Duo)と口論となり暴行を受けたとされる問題で、大会主催者に調査を求めた。

 19日に行われた女子100メートル平泳ぎ決勝で5位に入った24歳のキムが、23日の練習中、
沈に偶然ぶつかってしまった後、相手から腹部を2度蹴られたと主張していることを受け、KSOCは
大会主催者とアジアオリンピック評議会(OCA)に正式な調査を依頼した。キムは沈に対して
処罰を求めているという。

 KSOCは韓国語のコメント文で、「スポーツ選手らしからぬ暴力行為をはたらいた中国選手に対し、
キムが処罰を求めていることから、KSOCはこの問題に関する調査を正式に求める」「同様の事件が
再発することを防ぐために、暴力行為が確認された場合は、適切な対応が行われることを要請する」
と主張した。

 キムの要望に従い、2014年大会で4個の金メダルを獲得した自由形のスペシャリストである沈からの
謝罪を拒否したことも明らかにしたKSOCは、「キムは後ろを泳いでいた中国の沈鐸の胸元を
意図せずに蹴ってしまった。すぐに謝罪したが、沈はレーンの端まで追ってきた揚げ句、手を使って
キムの足首を引っ張り、腹部を2度蹴った」と説明している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3187214?cx_part=top_latest