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大阪桐蔭・西谷監督、決勝は「粘り合い」 吉田対策は…

 春夏連覇を目指し、決勝にたどり着いた大阪桐蔭の西谷監督の言葉には、力がみなぎっていた。

 「昨年、8月19日に負けて、20日には新チームを立ち上げ、春夏連覇しようと言ってきた。部員63人全員の力を合わせて必ず日本一になりたい」。試合後のお立ち台で言った。

 相手は大会屈指の右腕吉田を擁し、勢いに乗る金足農だ。吉田については「精神的にタフで、スタミナもある。体の力もあるし、牽制(けんせい)のうまさ、間の取り方など投手として完成している。高校生としては一級品」と認めている。

 ただ、立ち向かう姿勢もしっかりと示した。「感心しているだけでは勝てない。すべてがベストボールではないでしょうし、今から帰って研究したい」。試合展開について聞かれると「粘り合いだと思います」。いつも語る「粘り」を口にした。(坂名信行)