浜松市議会のインターネット回線からアダルト動画が投稿されていた問題で、新村しんむら和弘市議(47)が16日夜、市役所内で記者会見を開き、
自身が投稿していたことを明らかにした。新村市議は辞職願を提出し、17日に許可された。
 新村氏は今年2〜8月、市議会の審議の休憩時間などに、会派控室で政務調査用に貸与されたパソコンを使い、ネット上の十数本のアダルト動画を著作権者に無断で販売サイトに投稿した。
販売サイトは動画が購入されるとポイントがたまり、換金できる仕組み。自宅からも含めて計約100本を投稿し、約10万円分のポイントをためていたが、換金はしていないという。
 新村氏は記者会見で「小遣い稼ぎのためにやった。ネット上で公開されているので著作権上問題ないと思った」と説明した。
 市議会事務局によると、プロバイダー(接続業者)から今月7日、「動画の著作権を持つ業者から権利侵害の訴えが寄せられている」と指摘があったという。
 飯田末夫議長は17日、全市議を集めて経緯を説明し、対応を協議。記者団に「税金で賄われる政務調査費で購入したパソコンとネット回線が(動画投稿に)使われたことは重い」と述べ、
使用に制限をかけることを含めて検討し、年内にも結論を出す考えを示した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180819-OYT1T50040.html