「いがもかだれ ゆぐでねやづ ふこがさねが」…? 青森県警、犯罪防止や職員募集を方言で
「おがしけだ 電話葉書は かまいしな」(意訳・怪しい不審な 電話やはがきは 相手にしてはいけない)−。
青森県警は県民に分かりやすく親しみやすい、効果的な広報活動を推進するため、津軽弁や南部弁、下北弁など県内各地域の方言を使った標語、スローガンをホームページ(HP)で紹介し、事件・事故被害の注意を喚起している。
標語、スローガンは5月中旬から6月中旬にかけて警察官、県警職員に対して募集。782点の応募作品の中から、優秀作10点と佳作65点を選び、HPにアップした。
たとえば、特殊詐欺被害防止では、津軽弁の「な、だだば 通じなければ 偽息子」(同・お前誰だ 話が通じなければ 息子を語る詐欺犯人)、
交通事故防止では、下北弁の「わんつかの かもしれないを 持ってけせ」(同・少しだけでも かもしれないの気持ちを 持ってください)、
また、警察官採用募集では、南部弁の「いがもかだれ ゆぐでねやづ ふこがさねが」(同・あなたも一緒に 悪いヤツらを やっつけよう)など、それぞれの“お国言葉”に標準語の意訳を付けているのが特徴。
標語やスローガンは各署のイベントや広報活動などで活用していく方針で、工藤昭幸広報課長は「県民が普段、使っている言葉で、なじみがあり、しっくりくると思うので少しでも防犯・事故防止につながれば」と話している。
県警HP広報課の「方言を活用した広報標語」のページに掲載されている。
http://www.sankei.com/affairs/news/180816/afr1808160026-n1.html