https://www.asahi.com/articles/ASL8F340YL8FUTIL00L.html
https://www.asahicom.jp/articles/images/c_AS20180813000691_comm.jpg

 歩道のホースから水をまき、足元からひんやりと――。
2年後の東京五輪・パラリンピックに向け、東京都は13日朝、皇居外苑(千代田区)で路面温度と気温の上昇を抑えるための実験をした。
酷暑を受けて急きょ、追加で観客の暑さ対策の検討を進めており、工夫を凝らしていく考えだ。

 皇居外苑は大会で、競歩が行われる。競技開始は午前6時の予定で、この日は午前4時から、観戦場所となる歩道に約80メートルのホースをはわせ、
5センチおきにあけられた穴を通して水をまいた。
打ち水効果で気温を下げる狙いで、散水した場所は周囲より路面温度が1〜4度ほど低くなったが、曇り空だったためか気温には目立った効果がみられなかった。

 都は効果を検証し、マラソンコース沿いなどでの導入を検討する。ほかにもテントや街路樹で日陰をつくったり、ミストをまいたりすることを計画している。(斉藤寛子)