参議院予算委員会は、6日に理事懇談会を開き、野党側が求めていた佐川前国税庁長官の偽証容疑での告発について、与党側は「偽証にはあたらない」との結論を示しました。

 参議院予算委員会で野党側は3月に佐川氏が行った証人喚問での証言に偽証の疑いがあるとして、告発を検討するよう求めていました。
しかし、6日に行われた理事懇談会で、与党側は野党側が作成した告発状について「十分な根拠があるといえない」などとし、「偽証にはあたらない」との考えを伝えました。

 「とにかく何かを隠したいし、国会も終わってしまったし、総裁選に向けて今までのものは全部なかったことにしたいというような、そういう姿勢でした」(立憲民主党 蓮舫 副代表)

 先週、衆院側でも自民党は「告発には賛同しない」としていて、これで衆参両院で与党側は佐川氏を偽証罪で告発しないと結論付けたことになります。(06日15:22)
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