東京医科大が女子受験生の点数を一律に減点していたとされる問題は、欧米でも驚きをもって報じられている。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3日、「女性を入試で排除した医学部が非難される」との見出しで、長行の記事を掲載。「終身雇用制度が定着している日本の会社では従業員が多忙を極めることが多く、
家事や育児を期待される女性が仕事と両立できない状況を生んでいる」とし、日本は他の先進国に比べて女性の社会進出が遅れていると報じた。


 英BBC(電子版)は2日、日本の政治家や役所・企業の幹部に女性が少ないと指摘し、「歴史的に見ても女性の社会参加は低調。政権にとって重要な課題となっている」とした。
http://news.livedoor.com/article/detail/15124442/

 在日フランス大使館は2日、ツイッターで、フランスでの大学医学部に占める女子学生の割合が、2000年の57・7%から、16年には64・1%に伸びたことを紹介。

21年には医師が男女同数になる見込みだとして、日本の若者に「皆さん、是非フランスに留学に来てください」と呼びかけた。在日フィンランド大使館も2日、
自国の女性医師の割合が57%で、世界で3番目に高いことをツイッターで説明。ワーク・ライフ・バランスが重視されている同国の暮らしぶりを紹介した。