インドのニュデーリーにある「かつら」の工房を3人組の強盗が襲い、
総重量200キロのかつらと、総額2万ドル(約224万円)相当の髪の毛を奪って逃走した。

犯人の1人は銃で脅し、30分で犯行を終えると、そのまま逃走。
地元紙によると強盗事件は7月27日に発生し、工房の経営者はかつらの材料となる
盗まれた髪の毛の仕入れに1万7000ドル(約190万円)以上を費やしていた。

AP通信によればインドの“髪の毛産業”は3億ドル(約336億円)以上の市場規模があり、
髪の毛のほとんどはインド南部のヒンズー教寺院から集められる。
ヒンズー教徒の多くが宗教的犠牲の意思を示すために剃髪を行うためで、
それがこのビジネスを生み出している形。しかし昨年、北部では「髪の毛を切られた」と
50人に女性が被害を訴えるなど、犯罪に巻き込まれるケースも目立ってきていた。

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2018/08/03/kiji/20180803s00042000184000c.html