2020年東京五輪・パラリンピックの開閉会式、合計4つの式典の総合演出を担当する
狂言師の野村萬斎、五輪を担当する映画監督の山崎貴氏、パラリンピックを担当する
CMディレクターの佐々木宏氏が31日、都内での記者会見に出席した。2016年リオ五輪での
引き継ぎ式を企画・統括し、安倍晋三首相にゲームキャラクターのマリオを演じさせる
「安倍マリオ」を実現した佐々木氏は「(マリオがリオから)帰ってくるだけではご期待に
添えない」と“リオ以上”の盛り上がりを用意すると意気込んだ。

 企画の詳細については「絶対言っちゃいけないというオーダーがありますので、
申し上げられないんですが…」と苦笑いしつつ、リオ五輪の引き継ぎ式を「東京2020の
予告編をつくってほしいと言われ、そのつもりでやりました」と振り返った。キャプテン翼や、
ドラえもんといった日本を代表するキャラクターをふんだんに起用しながら、
最後に日本から地球の裏側のブラジル・リオデジャネイロへ安倍首相がマリオに変身し、
ゲームではおなじみの土管を使って瞬間移動する、という演出を実現した。

 佐々木氏は「リオと東京を結ぶ土管の中でマリオがリオに行った。今度は帰ってくるだけでは
ご期待に添えないと思う」とリオ以上の驚きや感動を見る人に伝えることを目標に据えた。
https://www.daily.co.jp/general/2018/07/31/0011497263.shtml