小泉純一郎元首相の脱原発…壮大な間違い エネルギー政策は「科学の視点」で考えよ

(前略)

3・11後、報道がF1の悲劇に集中したのは当然だが、何年過ぎても日本のメディアはF2の成功を報じない。
想像をはるかに超える大災害の中で、原発を制御した成功事例を日本人は大切にしない。
成功に学ばず、失敗に屈服するだけでは前進はない。
内堀知事は風評被害も強調する。確かに福島には異様な光景がある。
約1千基の汚染水タンクもそのひとつだ。増え続ける汚染水のため、
東電は山を削り、タンクを設置し続けている。

実は汚染水処理の方式は世界で確立されている。
セシウムなどの放射性物質を取り除くと、トリチウムだけが残る。
天然に存在するトリチウムは外部被曝(ひばく)がほとんどなく、
水と同じ性質であるため、生体内にも濃縮されない。
そのため、トリチウムを十分に薄めて海に流すことが認められている。
中国、韓国を含む全世界の原発で、日本海や東シナ海、他の海洋にいまこの瞬間にも放出している。

https://www.sankei.com/politics/news/180702/plt1807020003-n5.html