中国メディア・東方網は21日、「中国人観光客が日本で酒を飲んでいて、『甲斐性なしだ』と言われた」とし、その理由について説明する記事を掲載した。

 記事は、「現在、日本を旅行する中国人がますます増えている。知ってのとおり、中国人はお酒が大好きで、旅行先でも一杯やるのを楽しみにしている。
一方、日本人もお酒を好んで飲み、多くのサラリーマンが仕事後に居酒屋で何杯か飲んで帰る」と紹介した。

 そのうえで「しかし、日本の酒飲みに関するルールを知らなかったある中国人観光客が、居酒屋で不愉快な出来事に遭遇した」とした。記事によれば、
この観光客は普段白酒(パイチュウ)を500ミリリットル飲むということで、日本酒をビールのようにゴクゴク飲んでしまい、周囲の日本人客から白い目で見られたという。
しかも、女将から「田舎者っぽくて、甲斐性
がない」と笑われたとのことだ。

 記事は「この客は、自分でお金を払って飲んでるのになぜ笑われるのかと不愉快になったという。実は、日本では自分で自分のお酒を注ぐと出世できな
いと言われているのである。それゆえ、日本ではおしゃべりしながら周囲の飲み具合に気を配り、なくなりそうな人がいたらさっと注いであげないといけ
ない。そして、自分のコップが開いていても自分で注いではいけないのだ」と説明している。

 また、このような飲酒文化を持つ日本では「隣どうしで座る人が代わりばんこに相手のコップに酒を注ぐというおもしろい光景が繰り広げられる」と紹介。
「それでも、絶対に相手から酒を注がれるまでは自分で自分のコップに注いではいけない」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)

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